ハンター試験の4次試験は「狩る者と狩られる者」。クジで自分の獲物(ターゲット)を決め、お互いのナンバープレートを奪い合うという内容でした。 会場は、3次試験のトリックタワーから船で2時間ほどの場所にある「ゼビル島」です。 プレートの奪い合いに関して、本編で描かれていない部分について考察してみたいと思います。
本編には描かれていないプレートの移動を考察した結果、以下のことがいえそうです。
これらの結論に至った理由を、4次試験のおさらいとともに解説していきます。
まずは4次試験の概要とルールについておさらいします。
クジにはターゲットのナンバーのみ記されているため、相手が誰かわからない参加者にとっては不利なルールでした。
自分自身とターゲットのプレートを確保し、滞在期間終了まで潜むのが効率的です。
3次試験のトリックタワーを勝ち残り、4次試験へ進んだのは以下の24名でした。
顔と名前、ナンバーの一覧です。
一週間の滞在期間を終え、4次試験に勝ち残ったのは以下の9名でした。
獲得したプレートのナンバーと得点が併記されています。
ここで参加者とターゲット、結果を本編で描かれている部分についても含めて整理します。
No. | 名前 | ターゲット | 結果 |
---|---|---|---|
16 | トンパ | レオリオ | ソミーと組んでレオリオを騙すが、クラピカの返り討ちにあう |
34 | リュウ | ? | ボドロにプレートを奪われる |
44 | ヒソカ | ゲレタ | 【合格】ターゲット1枚、その他3枚 |
53 | ポックル | キュウ | 【合格】自身1枚、ターゲット1枚 |
80 | スパー | ? | ギタラクルを銃で狙うが返り討ちにあう |
89 | シシトウ | ? | 最終的にプレートはハンゾーの手に |
99 | キルア | ウモリ | 【合格】自身1枚、ターゲット1枚 |
103 | バーボン | ? | ポンズの蜂に刺され、アナフィラキシーショックで死亡 |
105 | キュウ | ? | ポックルにプレートを奪われる |
118 | ソミー | ボドロ | トンパと組んでレオリオを騙すが、返り討ちにあう |
191 | ボドロ | リュウ | 【合格】自身1枚、ターゲット1枚 |
197 | アモリ | ? | キルアにプレートを遠くまで投げ飛ばされる |
198 | イモリ | キルア | キルアにプレートを遠くまで投げ飛ばされる |
199 | ウモリ | ? | キルアにプレートを奪われる |
246 | ポンズ | バーボン | バーボンの罠から救出された後、ゴンにプレートを奪われる |
281 | アゴン | ? | ヒソカにプレートを奪われる |
294 | ハンゾー | アモリ | 【合格】自身1枚、その他3枚 |
301 | ギタラクル | ゴズ | 【合格】自身1枚、ターゲット1枚 |
362 | ケンミ | ? | 最終的にプレートはハンゾーの手に |
371 | ゴズ | ? | ギタラクルにプレートを奪われ、殺される |
384 | ゲレタ | ゴン | ヒソカにプレートを奪われ、殺される |
403 | レオリオ | ポンズ | 【合格】自身1枚、ターゲット1枚 |
404 | クラピカ | トンパ | 【合格】自身1枚、ターゲット1枚 |
405 | ゴン | ヒソカ | 【合格】自身1枚、ターゲット1枚 |
本編をさらっと読んでいるだけだと、ちょっと分かりにくい部分について補足します。
ソミーはトンパと組んでレオリオを騙しました。その際フェイクとして、レオリオにソミーのターゲットである「191」を見せました。
よって、ソミー のターゲットは ボドロ だったといえます。
その ボドロ は本編でまったく描かれていませんが、結果を見ると リュウ がターゲットであったことが分かります。
確定ではないですが、 スパー は ギタラクル を狙っていたことから獲物がギタラクルだったと推察されます。
ターゲットでもない限り、あんなおかしな奴を狙いたくないですからね・・笑
アモリとウモリ、ふたりのターゲットは明らかになっていませんが、本編で重要なヒントが示されています。
ちょいと手間どっちまった アモリ
そっちはもう終わってるよな ウモリ
ふたりの発言から、すでにプレートを集めクリア条件を満たしたことが推察されます。
いったい誰のプレートを獲得したのでしょうか?
情報整理した結果を踏まえると、実はほとんどのプレートはその行方が明らかになっています。 なのでふたりがその他のプレート3枚を集めたとは考えにくく、ターゲットのプレートを獲得したと考えられます。
アモリとウモリのターゲットが誰かを探るために「誰にターゲットにされていたのかが明らかでない参加者」を挙げます。
すると、ポックル、スパー、シシトウ、ソミー、イモリ、アゴン、ハンゾー、ケンミ、クラピカの9名になります。
この9名全員のプレートが、物語および試験結果でその行方が明らかになっています。
アモリとウモリがプレートを奪う余地が無いように見えますが、ターゲットが シシトウ と ケンミ だったと考えると以下のようにうまく説明がつきます。
ハンゾーはターゲットのアモリを尾行しています。またハンゾーによると、アモリとウモリは常に一緒に行動していました。そのアモリとウモリが、標的であるシシトウとケンミのプレートを奪うことに成功しました。
ターゲットのプレートを獲得したふたりはイモリのもとへ向かい、そこでキルアと遭遇します(引用画像を参照)。キルアはアモリとイモリのプレートを投げ、ハンゾーはその片方を取りに行くが残念ながらそれはイモリのプレートでした。
投げ飛ばされたアモリのプレートを見つけるのは至難の業なので、ハンゾーは三兄弟のところに戻り、 シシトウ と ケンミ のプレートを奪ったのです。
ハンゾーがアモリ(とウモリ)を尾行しており、その二人がターゲットのプレートを獲得するところを目撃していたと考えると、ターゲット(アモリ)のプレートをあきらめ三兄弟のところに戻るのは想像に難くありません。
アモリとウモリについての考察が正しいとすると、他の参加者のターゲットは誰だったのでしょうか?
ターゲットが不明だったのは、リュウ、シシトウ、バーボン、キュウ、アゴン、ケンミ、ゴズの7名です。
この7名がターゲットにしていた可能性があるのは、ポックル、スパー、ソミー、イモリ、アゴン、ハンゾー、クラピカです。
これらについては、結局わからずじまいでした。