ハンター4次試験、ゼビル島のプレート移動について

漫画
ハンター×ハンター
ハンター試験の4次試験は「狩る者と狩られる者」。クジで自分の獲物(ターゲット)を決め、お互いのナンバープレートを奪い合うという内容でした。
会場は、3次試験のトリックタワーから船で2時間ほどの場所にある「ゼビル島」です。
プレートの奪い合いに関して、本編で描かれていない部分について考察してみたいと思います。

目次

結論

本編には描かれていないプレートの移動を考察した結果、以下のことがいえそうです。

  • アモリ のターゲットは シシトウ もしくは ケンミ だった
  • ウモリ のターゲットは シシトウ もしくは ケンミ だった
  • アモリウモリ 両名はそれぞれのターゲットのプレートを奪った

これらの結論に至った理由を、4次試験のおさらいとともに解説していきます。

4次試験の概要とルール

まずは4次試験の概要とルールについておさらいします。

  • クジで自分の獲物(ターゲット)を決める
  • 一次試験前に配られたナンバープレートを奪い合う
  • ターゲットのプレートは3点
  • 自分自身のプレートも3点
  • それ以外のプレートは1点
  • ゼビル島の滞在期間中に6点集めればクリア
  • 滞在期間は1週間

クジにはターゲットのナンバーのみ記されているため、相手が誰かわからない参加者にとっては不利なルールでした。

自分自身とターゲットのプレートを確保し、滞在期間終了まで潜むのが効率的です。

参加者

3次試験のトリックタワーを勝ち残り、4次試験へ進んだのは以下の24名でした。
顔と名前、ナンバーの一覧です。

ハンター×ハンター23話より引用
ハンター×ハンター23話より引用
ハンター×ハンター23話より引用
ハンター×ハンター23話より引用

試験結果

一週間の滞在期間を終え、4次試験に勝ち残ったのは以下の9名でした。
獲得したプレートのナンバーと得点が併記されています。

ハンター×ハンター31話より引用
ハンター×ハンター31話より引用

情報を整理

ここで参加者とターゲット、結果を本編で描かれている部分についても含めて整理します。

No. 名前 ターゲット 結果
16 トンパ レオリオ ソミーと組んでレオリオを騙すが、クラピカの返り討ちにあう
34 リュウ ボドロにプレートを奪われる
44 ヒソカ ゲレタ 【合格】ターゲット1枚、その他3枚
53 ポックル キュウ 【合格】自身1枚、ターゲット1枚
80 スパー ギタラクルを銃で狙うが返り討ちにあう
89 シシトウ 最終的にプレートはハンゾーの手に
99 キルア ウモリ 【合格】自身1枚、ターゲット1枚
103 バーボン ポンズの蜂に刺され、アナフィラキシーショックで死亡
105 キュウ ポックルにプレートを奪われる
118 ソミー ボドロ トンパと組んでレオリオを騙すが、返り討ちにあう
191 ボドロ リュウ 【合格】自身1枚、ターゲット1枚
197 アモリ キルアにプレートを遠くまで投げ飛ばされる
198 イモリ キルア キルアにプレートを遠くまで投げ飛ばされる
199 ウモリ キルアにプレートを奪われる
246 ポンズ バーボン バーボンの罠から救出された後、ゴンにプレートを奪われる
281 アゴン ヒソカにプレートを奪われる
294 ハンゾー アモリ 【合格】自身1枚、その他3枚
301 ギタラクル ゴズ 【合格】自身1枚、ターゲット1枚
362 ケンミ 最終的にプレートはハンゾーの手に
371 ゴズ ギタラクルにプレートを奪われ、殺される
384 ゲレタ ゴン ヒソカにプレートを奪われ、殺される
403 レオリオ ポンズ 【合格】自身1枚、ターゲット1枚
404 クラピカ トンパ 【合格】自身1枚、ターゲット1枚
405 ゴン ヒソカ 【合格】自身1枚、ターゲット1枚

補足事項

本編をさらっと読んでいるだけだと、ちょっと分かりにくい部分について補足します。

ソミーはトンパと組んでレオリオを騙しました。その際フェイクとして、レオリオにソミーのターゲットである「191」を見せました。
よって、ソミー のターゲットは ボドロ だったといえます。

その ボドロ は本編でまったく描かれていませんが、結果を見ると リュウ がターゲットであったことが分かります。

推察できること

確定ではないですが、 スパーギタラクル を狙っていたことから獲物がギタラクルだったと推察されます。
ターゲットでもない限り、あんなおかしな奴を狙いたくないですからね・・笑

アモリとウモリについて

アモリとウモリ、ふたりのターゲットは明らかになっていませんが、本編で重要なヒントが示されています。

ハンター×ハンター29話より引用
ハンター×ハンター29話より引用

ちょいと手間どっちまった アモリ

そっちはもう終わってるよな ウモリ

ふたりの発言から、すでにプレートを集めクリア条件を満たしたことが推察されます。
いったい誰のプレートを獲得したのでしょうか?

情報整理した結果を踏まえると、実はほとんどのプレートはその行方が明らかになっています。 なのでふたりがその他のプレート3枚を集めたとは考えにくく、ターゲットのプレートを獲得したと考えられます。

誰のプレートを獲得したのか?

アモリとウモリのターゲットが誰かを探るために「誰にターゲットにされていたのかが明らかでない参加者」を挙げます。
すると、ポックル、スパー、シシトウ、ソミー、イモリ、アゴン、ハンゾー、ケンミ、クラピカの9名になります。

この9名全員のプレートが、物語および試験結果でその行方が明らかになっています。

  • ポックル → 自身で持ち続けた
  • スパー  → ギタラクルを経てヒソカへ渡った
  • シシトウ → 最終的にハンゾーが持っていた
  • ソミー  → クラピカを経てヒソカへ渡った
  • イモリ  → キルアに奪われ、遠くに投げられた
  • アゴン  → ヒソカに奪われた
  • ハンゾー → 自身で持ち続けた
  • ケンミ  → 最終的にハンゾーが持っていた
  • クラピカ → 自身で持ち続けた

アモリとウモリがプレートを奪う余地が無いように見えますが、ターゲットが シシトウケンミ だったと考えると以下のようにうまく説明がつきます。

ハンゾーはターゲットのアモリを尾行しています。またハンゾーによると、アモリとウモリは常に一緒に行動していました。そのアモリとウモリが、標的であるシシトウとケンミのプレートを奪うことに成功しました。

ターゲットのプレートを獲得したふたりはイモリのもとへ向かい、そこでキルアと遭遇します(引用画像を参照)。キルアはアモリとイモリのプレートを投げ、ハンゾーはその片方を取りに行くが残念ながらそれはイモリのプレートでした。

投げ飛ばされたアモリのプレートを見つけるのは至難の業なので、ハンゾーは三兄弟のところに戻り、 シシトウケンミ のプレートを奪ったのです。

ハンゾーがアモリ(とウモリ)を尾行しており、その二人がターゲットのプレートを獲得するところを目撃していたと考えると、ターゲット(アモリ)のプレートをあきらめ三兄弟のところに戻るのは想像に難くありません。

他の参加者は?

アモリとウモリについての考察が正しいとすると、他の参加者のターゲットは誰だったのでしょうか?

ターゲットが不明だったのは、リュウ、シシトウ、バーボン、キュウ、アゴン、ケンミ、ゴズの7名です。

この7名がターゲットにしていた可能性があるのは、ポックル、スパー、ソミー、イモリ、アゴン、ハンゾー、クラピカです。

これらについては、結局わからずじまいでした。


© 2020 兵器ブリオンのハンター解説